アメリカのコミック『スヌーピー』に登場するライナスという男の子は、赤ちゃんのときに使っていた毛布を、成長してもずっと手放しません。これは、すやすやとよく眠っていた肌触りをずっと身体が覚えているから、安心(=リラックス)できるんですね。
ナイトウエアやシーツなどの寝具も、手触りのよいものが気持ちをリラックスさせてくれます。触覚はとても大切なんですね。
私が中学生ぐらいの頃、よくこんなことがありました。試験前など机に向かって勉強していると、飼っている猫が足元にやってきて、気持ちよさそうに居眠りするんです。猫の毛の気持ちいい肌触りと、あたたかな温度がずっと足に触れていてこっちまでつい眠くなってしまいます。もちろん、眠るときは猫といっしょに布団にはいると、冬はよく眠れました。
また、学校で飼っていたウサギをなでると、とても手触りがよく、暖かさも加わって何ともいえない心地よさを感じたものでした。人はスキンシップすることで安心をおぼえるとも言われています。
これも暖かさと感触が心をリラックスさせてくれるからでしょう。
触覚は、言葉では説明しにくい、とても微妙な感覚。それだけに、リラックスできない理由が触覚にあるということも、気付きにくかったりします。
寝具を、起毛素材や、すべすべした素材など、感触のいい手触りのものに変えてみるのも、安眠するための方法のひとつですね。
ちょっと子供っぽいけれど、手触りのいいヌイグルミを枕元に置いてみたりすると、リラックスして安眠できそう。よく売られているいろんな形の抱き枕も、自分にあったものを探せば効果があるのかもしれません。
また、温度ということでいえば、寝るすこし前に、ぬるめのお風呂につかるとリラックスできていいと言われています。ぬるめとは、38~42度ぐらいだそうなので、目安にしてくださいね。