視覚は、五感の中でもっとも安眠に導きやすい感覚です。
人が、昼間に目から感じる光の量によってメラトニンを分泌し、夜には眠れるように導いていくことからも、それがわかります。つまり、視覚をリラックスさせるには、視覚が「安眠できない」と感じる条件を取り除くことが大切。
視覚が「安眠できない」と感じるのは、夜寝るときに、昼間の太陽のような極端に明るい光を受けること。また、目に刺激を与える色や形、映像などです。鮮やかな色調、めりはりの強い形や、刺激の強い映像などは、脳を覚醒させる効果がある反面、リラックスするには難しいと言えそうです。
逆に、視覚がりラックスできるのは、薄暗い光や、おちついた色調や形、映像ということになります。これらは、シーツや寝具に応用できますね。柄物を使いたいなら、優しい雰囲気のものを選ぶといいと思います。また、寝室の灯かりは、蛍光灯の白っぽい光よりも、白熱灯のやわらかな光のほうがリラックスできるでしょう。
寝室の灯かりが蛍光灯の場合、最近は同じ形のランプでも色が豊富で、中には「電球色」という色も売っているので、変えてみるのも一案です。また、寝る前にはメインの灯かりを落として、柔らかな色のスタンドに切り替えましょう。また、カーテンやシーツなど、目に入る寝具の色が鮮やな色や柄の場合、落ち着いた色、柔らかなパステルカラーのものにしてみると、すいぶん変わってきます。寝るときには、思い切って灯かりをすべて消し、何も見えないぐらい真っ暗にするとメラトニンがたくさん分泌されるので、試してみましょう。
また、寝る前の1~2時間は、できればパソコンを使ったり、テレビのモニターを見るのはやめて、本を読むなどに切り替えたほうがいいでしょう。細かい作業をするのも、かえって神経が起きてしまいます。できるだけ目を休めて、安眠に導いていきましょう。